リテラシーとは?
「嘘は嘘であると見抜けない人には難しい」
というのがある。
これはインターネットを利用する上でのメディアリテラシーの重要性を説いたものだと思われる。
リテラシーとは、
リテラシー(literacy)とは、特定の分野に関する知識や理解力、その知識を活用する能力を指します。
医療業界でも「ヘルスリテラシー」の重要性が再認識されつつある。
リテラシーにはいくつか種類がある。
機能的ヘルスリテラシー、コミュニケーション的ヘルスリテラシー、批判的ヘルスリテラシーなど。
機能的というのは最も基礎的なもので、読み書きができるかどうか。
コミュニケーション的というのは、情報を得るために自分で情報収集できるかどうか。
批判的というのは、情報について吟味・検討できるかどうか。
これらは医療のみならず、すべての物事に適応することができる。
テレビをみて何かしらの情報を得るというときに、鵜呑みにせずに他の情報源を検索してみたり、専門家の意見を聞いたりネットで調べたりしたうえで総合的に判断するといった具合に、日常生活では常にリテラシーを試される機会が多い。
医療において
コロナの流行があり、ヘルスリテラシーの重要性が再認識されている。
コロナやワクチンに対する陰謀論も根強い。アメリカでは●割の人が陰謀論を信じているそうだ。
溢れる情報の中で、何が正しくて、何が誤っているかの見極めはなかなか難しい。
私自身も医者だからといっても、自分の領域以外はなかなか不得手な部分もある。
コロナに限らず、生活習慣病においてもヘルスリテラシーは非常に重要である。
自分の疾患に興味がない、正しく理解できていない患者さんは正直多い。
例えば、
「糖尿病と言われましたが、数値が良くなってもう治ったと思っていました。」
→糖尿病は‘完治‘することはなく、数値が目標値内に改善したとしても定期的な経過観察が必要。
「糖尿の’気がある’と言われましたが、薬を飲んではいません。」
→実はすでに糖尿病の薬を内服しており、治療が開始されていた。
「かかりつけの先生から出されていたけど、この薬はなんのために飲んでいるのでしょうか?」
こういったことは日常診療でよく遭遇する。
患者さんのみならず、このような場合は医者側にも大きな問題がある。
何となく安定してそうだから処方を続けているだけで診療しているとは言えないのではないだろうか。
患者さんも漫然と医者を信用するのは危険である。
特に専門外の分野になると「前の先生が処方していたからとりあえず続けている」という先生は結構多い。
特に開業医の先生方は大きな病院から安定した状態で引き継いだ後に処方を続けるだけ、みたいになってしまっているケースもある。
患者さん自身も、自分が何の疾患に罹患しており、何の薬を何のために飲んでいるのか、目標はどれぐらいなのか、ということを考えなければならない。
もちろん全幅の信頼を置いていただけるのは嬉しいことであるし、毎回懐疑的な態度をとられるのも気持ちのいいものではないが、医者・患者が適切な現状の理解と将来的な予測をもって治療に臨むことが重要だろう。
雲のやすらぎプレミアム三つ折りマットレス|簡単に畳めて収納できる「雲のやすらぎプレミアム三つ折りマットレス」