年収1000万円の現実
よくyoutubeなどで年収1000万円、というのが高収入の一つの試金石としてあげられることが多い。

タワマンに住み、高級外車を乗り回し、休暇は海外旅行。
こんな暮らしをイメージされるかもしれない。
年収1000万だとすると、所得税、住民税、社会保険料などを引いた結果、手取りとしては700-800万程度だ。
首都圏だとファミリー向けの物件で家賃は20万を超えてくることも多々ある。
これだけでも年間200-300万円は失われるし、子どもが私学に通うとなると年間学費が150万円、さらに習い事にも費用がかかってくる...
将来のための保険、貯蓄、投資にもお金を回さなければならない。
これではとてもじゃないが高級外車は乗れないし、円安のご時世では気軽に物価の高い国には行けない。
医師の平均年収1400万円程度、手取りでいうと1000万円強。
我が家は首都圏在住、私学に通う子どもありで全然ゆとりはない。
できるだけ安いスーパーやドラッグストアで購入するし、外食は週に1回。それも優待券を利用していることも多い。昼は弁当を持参している。
洋服はブランド品は一切買わない。
先日お話したようにポイ活だって頑張っている。
FX取引をはじめるならDMM FXがお得!FX/CFD取引のDMM.com証券
もちろん住む場所や進学先を選べば、年間の支出は抑えられるのだが、我が家の方針としてそこはなかなか変えがたい...
通学や習い事を考えると郊外には移れない。
現在は賃貸だが、今後マンションや戸建てを考えたときに1億前後は当たり前の世界...
しかも値上がりする一方。
独身で郊外住みであればもっと贅沢できただろうなぁ、独身時代にもっと貯蓄・資産運用しておけばなぁと思ってもしょうがない。
医者のバイト
医者のバイトも今後は安くなってしまうのだろうか。
m3などのコミュニティでたまにみかけるのは、「以前は寝当直5-6万もらえていたのが、今は半額ほどになっている。」という発言。
確かに私が以前大学医局に属していた頃、療養型病院の寝当直は5万円ぐらいだった気がする。
ベースの給与は抑えて、「入院1件につき●●円」とインセンティブをつけている病院も多い。
古くからの病院では、医師も高齢化が進んでおり、積極的に当直をするものが減っている現状もある。また、常勤医と非常勤医での当直代の格差が大きすぎるという問題もある。(常勤医は数千円なのに、非常勤医は数万円)
医療機関の廃業が過去最多を更新したという記事をみた。
こちらは帝国データバンクから引用。

医療機関の倒産・休廃業解散動向調査(2024年)|株式会社 帝国データバンク[TDB]
廃業に至る理由は様々であるが、診療報酬は抑制される一方で、物価、人件費は高騰していることから、経営がうまく成り立たない医療機関も多い。
そういった背景から人件費を削減すべく、当直代もどんどん安くなってしまうのだろう...
医者の給与は高すぎる!と批判の的になることもあるが、それについてはこちらで私見を述べている。
サステナブルな働き方
AIの発達が著しい現代において、今後「受診不要」の未来が起こりうるだろう。
現在のChat GPTなどのAIは医師国家試験も合格する実力があるし、画像検査の読影では一部で画像診断医よりもパフォーマンスを上げている。
Hey, Siri!といってなんでも教えてくれるように、スマホやHomePodに一声かければ、「あなたの疾患は●●の可能性があり、●●が第一選択薬です」みたいになるんじゃなかろうか。現在もそれに近いサービスがある。
デジタルデバイスで血圧・脈拍・SpO2測定をすることで、緊急性の判断もできるようになるだろう。
皮膚所見を写真にとって、病歴とともに提示することで皮膚科領域もカバーできる。
医者は淘汰されていく未来がみえるが、その中でサステナブルな働き方はなんだろう。
・手に職、ではないが、外科的な手技や超音波などの検査も自身でできるようにする。
・オンライン診療を積極的に利用する。
・専門性をアピールしていく。
・人柄も大事。コミュニケーションがうまくなければ診断精度のみではAIに負ける。
・医業以外に何か収益性のある事業を始める。
・稼げるうちにバイトしまくって、資産運用をフル回転。
何か他にいい案があればぜひ教えていただきたい...